先日は青森市吹奏楽団の方に音楽家と体のコンディショニングについて、
ヨガを通して実感していただきました!
まずは座学で身体についてをお伝えしました。
・音楽家の怪我の割合
・何故起こるのか
・防ぐためにはどうすればいいのか
・体のつながり
肩を動かすためには、肩だけじゃだめなんですよ~。などなど。
そして今回は、
姿勢と音を確認して、ヨガを行った前後を比べてみました。
終了後のチェックでは皆さんから驚きの声があがり
私も嬉しく思います。
以下はいづみさんからのレポートです!
体験レポート
吹奏楽団の実情
ヨガの体験レポートの前に、吹奏楽団の実情を少し書きたいと思います…。
吹奏楽団の練習は、通常週2回です。
イベントが近づいてくれば練習回数も増え、
多い時で週4回となることもあります。
楽器の消耗品の購入に、
楽器のローン、 メンテナンス代、団費…。結構 お金もかかります 。
そもそも、音楽が好きで吹奏楽団で活動していますが、
学生時代を通して、運動する機会は少なかったですし、

「運動が得意なら運動部に入っているわ!!」
というくらい、
運動を苦手とする団員も少なくないと思います。
でも、本当はわかっているんです。
身体の柔軟性が高い方が楽器を吹きやすくなるだろうし、
痛みが解消される かもしれない。
年齢を重ねるごとに、健康的な身体でいることが大事であることくらい
身に染みてわかってはいるのですが、
今の生活リズムを変えてまで運動にチャレンジしたいかと問われれば、
「う~ん…」と悩んでしまうのが正直な気持ちなのではと思います。
今回のヨガ教室の発端は春のイベント後の飲み会で、
「コンディショニングを整えるための、
ヨガを単発で良いからやれればいいよね~」
と 軽い気持ちで話したところ、
その場にいた団員5名くらいが前のめり気味で「やってみたい!!」と。
ちょうど、1日練習の午前の練習会場がフリーで使えることも重なり、
トントン拍子にヨガ教室が決まっていきました。
ヨガ当日!
参加者11名。
この日のためにヨガマットを買ったり、 ジャージを新調した団員もチラホラ…。
やる気に満ち溢れています!!
座学で 音楽家のコンディシ ョニングについて学んだ後 、お待ちかねのヨガ 。
テレビ等で見てイメージした通りのポーズはできるのか、
自分の身体がどのくらい固いのかなどなど、
11名からはいろいろな不安がダダ漏れで、
開始当初の 会場はややどんより気味の雰囲気でした。

皆さん緊張気味でしたね!私も含め笑
しかし、ゆったりとした流れでウォーミングアップから始まり、
骨盤周囲や股関節をじっくり動かすにつれ、雰囲気も穏やかになり、
各々が自分の身体と向き合っている様子が伝わってきます。
思うように動かせなくて出てしまう、声にならない声すらも共感できちゃいます。
七尾さんの優しい声掛けも励ましになります。
身体がほぐされていくのを実感し、だんだんと動きも大きくなり、
全身運動になってきた後半のころには楽しむ余裕もできてきました。
あちこちから「ヨガっぽ~い♪」の声が聞こえてきます。
普段、運動をしない私たちに合わせていただいたプログラムだからこそ、
なんとか乗り越えられた50分だったと思います。
ヨガ後の変化
終わった後の身体は温かく、気持ちよく、スッキリとしています。
楽器を構えるとさらに変化を感じることができます。
とにかく楽!!楽器の重さは変わっていないのに、
楽器を構えるのも楽になっているし、吹くのも楽なんです。
その体感したことは、ヨガ前後の姿勢の写真と録音の音にもはっきりと表れ、
目の当たりにすることで、理解を深めることができました。
その後の練習の際の楽器を構えるフォームの意識も変わりました 。
良い変化を得られたからこそ「また次もやってみたい」につながりましたし、
七尾さんからいただいた姿勢レポートとお勧めのヨガポーズで自宅での取り組みにもつながりました。

これからコンクールシーズンに入り練習回数も増え、
合奏時間も長くなり、疲労との戦いですが、
今回学んだヨガを少しでも生活の中に取り込みながら、良い演奏ができるよう頑張っていきたいと思います。

この取り組みを継続して演奏がもっと楽しくなって欲しいです^^b
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